勝浦キャンプ協会会長として「勝浦のキャンプ場に泊まってみな、あかん!そして、その良さを、自分の言葉で伝えたいのだ!」ということでスタートしたこの企画。

キャンプ歴7年目・月2回キャンプに行き、妊娠中は臨月まで・生後は2ヶ月から。キャンプの酸いも甘いも知り尽くし、キャンプ場まで作ってしまった、ベテラン?キャンパーの私が、実際に泊まってわかった良し悪しを、赤裸々にご紹介します。

総評

まず「竹林、最高~❤」

実は、竹林=竹藪くらいに思ってました…磯野さん(オーナー)、ごめんなさい😅

竹藪って、鬱蒼としているし、蚊は多いし、足場は悪いしで、あまり良いイメージがなかったのですが、きちんと手入れされている竹林って、こんなに素敵な場所なんだって、目から鱗が落ちました。

8月の30℃くらいの日に行ったのですが、木陰があるので、風が涼しい🍃

そして、風になびく竹の葉が、ザザザザーザザザザーと、音も涼しい👂

そして、黄緑色の竹の葉が、青い空に映えて、目にも嬉しい👀

ホントに、インスタで「竹林, 京都 inJapan」って書いてあるリール動画のような美しい竹林が、360℃広がっていて、ここが全て貸し切りなんて😍

両手を広げてクルクル回りたくなるような雰囲気でした←伝わってる?w

実際に5歳の息子は、そこかしこを走り回っておりました😂

実は、貸し切りキャンプは初めて。

他にお客さんがいなくて実質貸し切りになったキャンプはありますがw、プライベートキャンプ場を占有する経験は、初めてでした。

普段は高くても1万円前後のファミリーキャンプ場に行くことが多いので、3万円となると、貸し切りだからとは思いつつも、頻繁には行けない…いつものキャンプ3回分か…と身構えていましたが、着くや否や、その価値を痛感するなんて、このときは知る由もなかったのであった。

チェックイン

HPやなっぷでは、14時チェックイン、11時チェックアウトとなっていますが、前後のご予約がなければ、アーリー・レイトでの利用も可能とのこと。

平日に伺ったので、アーリーで13時から利用させてもらいました。

ところがどっこい←w

お昼頃から突然鳴り出した雷が、ついに夕立のような強い雨を降らせたのであった。

ただでさえ、雷がお昼ごはんの時間にかぶり、2歳の娘は「こわいよ?」と、ご飯を一口も食べず、泣くのを抱えて、必死に家を出てきたというのに…何か恨みでも?w

夫が合流する16時からテントを立てる前に、息子とサイトまで荷物を運ぶ予定だったのに?

写真で映えるように、一番大きくて一番おしゃれなテントをはる予定だったのに?

突然の雨には驚きもしませんが、こうも計画を邪魔されると、もう手抜きキャンプでいっか~となりがちな、面倒くさがり屋なタイプです(*ノω・*)テヘ

事実、テントは、急遽一番小さいテントで、おしゃれからは程遠くなりましたが、緑の竹林に白が映え、ただでさえ広い竹林が更に広く感じられるのではないでしょうか?←ポジティブか!w

それはともあれ、まず、チェックインから。

オーナーに誘導していただき、無事車を停めました。駐車場は、土日は3台までは確実に停められ、それ以上は要相談。イベントをやる場合などは、注意が必要です。

平日は、右奥の倉庫を使用しているため、車は2~3台まで。

トイレやキッチンなども水回りがある、倉庫のような小屋で、チェックインの説明を聞きます。そして、利用規約にサイン!

貸し切りなので、無法地帯にならないための施策ですね…。

なかなか、キャンプ場でサインを求められることはないので、ちょっと身構えてしまうかもしれませんが、利用規約に書いてあることは、至極当然なことばかりで「21時以降は静かに過ごしましょう」「ペットは可だけどリードと糞の始末など必須」など。

特筆すべきは、花火禁止ということくらいでしょうか。

そして、何と言っても、この水回りのスペックが高い!

家!むしろ、家以上!!

今の民家な我が家をこんなふうにリフォームしたいと思っていたわー!

男子洗面所には小便器もあるので、少しくらい人数が多くても事足りそうですね。

一方女子洗面所は、なんでこんなに広いんだ~❤

え、脱衣所?ランドリールーム?ってスペースがあります。おそらく、女子にはいらない小便器を置くスペースだったのでないでしょうか😅

そして、この謎のスペースが、我が家には、救いの場となるのだった…

というのも、雨宿りに大活躍😂

まずは動画鑑賞と遅めのお昼(こどもは5歳2歳です)

それでも土砂降り2時間の暇は潰せず、たまたま持っていた絵の具(ダイソー「カラフル絵の具」固形タイプ)で急遽アトリエに。

この笑顔である

広すぎるやろ❣と言っていたスペースは、こどもたちが遊びを展開して物を広げればあっという間にこの通り。

そして、一通り描き尽くしたと同時に雨が止むのであった。

いざ、設営!サイトは水はけ◎ただ、注意点も⚠

雨が上がって、いざ、サイトへGO!!!!

空を指さしています(俺たちNo.1ってイキってるわけでも、天上天下唯我独尊ポーズでもありません😅)

特筆すべきは、水たまりのなさ!!

2時間近く雷雨で、降ったり止んだりを繰り返していた直後なのに、見つかった水たまりは、写真中央手前の1個だけでした😲

この水はけは竹林によるものですが、一方で残念な点も…

伐採した竹で地面に段差を感じる場所がところどころにありました。

息子は「竹の上しか歩いちゃいけないゲーム」で、ピョンピョン飛び跳ねて楽しそうでしたが😂、大型2ルームテントなどは張る場所を上手く選ぶ必要がありそうです

我が家は前述の通り、雨後の設営が面倒になり、2m四方のテントのみを張ったので、サイトが広大に感じます🥰

テント左の丘の上に祠があり、その奥にウッドデッキがあります。

写真で見える限りの竹林はすべて、反対側にも同様のスペースの竹林が広がっています。

広い!贅沢すぎる😍

ただ、一方で注意が必要なのは、オートキャンプではないということ。

サイトに車が横付けできないので、サイトまで荷物を運ぶ必要があります。

我々は、丘の上の祠の奥のウッドデッキを使いたくて、その近くにテントを張ったので、駐車場から数10メートル運ぶ必要がありました。

娘2歳の奥が入り口。竹藪の奥の赤い屋根の手前が駐車場。

ですが、駐車場横のトイレ・炊事場付近には、カートが置いてあって自由に使えます。

我が家はもうオートキャンプに慣れきっているので、サイトが遠く感じましたが、5歳の息子は張り切って荷物をたくさん運んでくれて、成長を感じました🥰

施設設備(トイレ綺麗❤ウッドデッキ😍電源◎)

トイレ・炊事場は、外観こそ倉庫ですが、中は新築同然。

前述の洗面所はもちろん、その先のトイレもウォシュレット(温水洗浄便座)付きです。

女子トイレ(ウォシュレットの電源は要確認)

個室の数は男子女子ともに1つで、男子には洗面台横に小便器があります。

大人数で貸し切る(50名まで可能)場合には、時間帯によっては、待ちが発生するかも?譲り合って使いましょう😅

炊事場は、室内にあるようなシステムキッチン(コンロなし)で、冷蔵庫も使えます。

調理器具も自由に使えるのが、地味に嬉しいところ。あるあるの「ヤバい、栓抜きがない!お酒が飲めない!!」なんてことになりません😉✨

ちなみに、BBQコンロや焚き火台などは、レンタルもあります。

そして、1番の推しポイントは「ウッドデッキ」

普段グランピングなどはしないのですが、やはりあると使いたくなる、ウッドデッキ😍

今回は雨上がり後の設営で、水たまりがないとは言え、濡れた土の上に物を置くのに抵抗があったので、とても助かりました。

そして、ウッドデッキの裏には、電源があり、自由に使えます🤩

Macの充電器など特殊な形のコンセントは注意が必要

ちなみに、このウッドデッキは、夜ライトアップされます。

竹が照らし出されて幻想的な雰囲気

そして、日中はこんな感じ。wifiも使えるので、椅子一つで手軽にワーケーションできそうですね。

サイトの景観

そんなウッドデッキからの眺めはこんな感じ。

斜面の1番高い場所にあるので、斜面を見下ろす形になります。

(⚠ウッドデッキの上で焚き火台を使う場合は、スパッタシートを敷きましょう。写真は火入れ前に組み立てたところで、スパッタシートを敷く前です。)

竹林の先には、道路があります。交通量は多めですが、距離があるので、そこまで音は気になりません。

ただ、音が聞こえるとどうしても車を目で追ってしまうので、気になる場合は、ウッドデッキの後ろ側で座って視線を上に向けていれば、そのうち意識が他のものにうつっていくと思います😋

さらには、ウッドデッキを使わなければ、道路が見えることもないですし、竹林は広いので、反対側の奥を使えば、山の中を味わえます😍

サイト内にはかなり年季の入った祠があったり…

里山では急斜面の上や下に祠があって、土地が崩れないように祈りを捧げているものがありますが、ここもそうなのでしょうか…

一本だけ大きな杉の木があったり…

隣の敷地との境界に、違う木を植えて目印にするという文化があったそうですが、ここもそうなのでしょうか…

そして、竹を利用して作った、薪棚もあります。

柱も屋根も竹でできていて、風情がありますね🥰

薪は、針葉樹15kg2,500円(税別)、広葉樹5kg1,000円(税別)で販売しており、薪割り用のキンドリングクラッカーも使えます。

キャンプ場での過ごし方

今回は、息子にとって久しぶりのキャンプだったこともあり、キャンプという工程の中で成長を感じる局面が多々ありました。

前述の通り、竹林を走り回ったり、竹の切り株の上しか歩いちゃいけないゲームをしていたり。

荷物を運ぶのを手伝ったり、小さなテントだったので、ほとんど1人で設営したり。

きのこをたくさん千切って、炭火で焼いてホイル焼きを作ったり。

焚き火もやって、持参した竹筒で竹飯盒を作って、ご飯を炊いたり。

撤収も1人で頑張ってみたり。

撤収中に、夫がWeb定例会議に参加したり😅(我が家ではキャンプあるあるな光景ですが😂)

キャンプ場内やその周辺を遊ぶ尽くすというよりは、竹が織りなす風の音色に耳を傾けながらゆっくり過ごし「キャンプ自体を楽しむキャンプ」に最適なキャンプ場だと感じました。

勝浦ナチュラルスペースキャンプの概要はこちら▼

ご予約はこちら

なっぷ | Katsuura Natural Space Camp